【役割論理】ドラパルトの処理ルート考察【剣盾】
シングルでドラパルト入りにどうしても勝てないので、対策を本格的に考えることにした。
今後は下記の組み合わせを意識しつつヤーティを組んでいこうと思う。
論理wikiのドラパルト対策はこちら↓↓↓
目次
時間がない時は組み合わせだけ読めばやk
ドラパルトの何が強い?
型の豊富さと、それに伴うダイマックスおよび交代の択への対応の難しさ。
詳しくは後ほど述べるが、存在しうる型およびそこから発生する想定すべきドラパルト側の行動があまりに多すぎて、型によっては後出しから受けるのは困難を極める。
また、対面処理に限ったとしても、相手の型やダイマックスのタイミング次第でどんなヤケモンでも突破されうる。
これらから、ダイマックスしたドラパルトを安定して処理するには、こちらもダイマックスを切ることを強いられる場面が多い。
しかし一方で、こちらがダイマックスしタターンに相手が交代してきた場合には、こちらは一方的にダイマックス権を浪費してしまう。
このように、ドラパルト対面を作った時点で物理か特殊かで択となり、さらに交代かダイマックスかの択も生じがちで、最メジャーポケモンであるにも関わらず安定した処理が難しい。
想定される型
一般的に、特殊型ならヤンギラス、ヤビゴン、ヤメルゴン。
物理型なら鋼ヤケ(など)、一撃の型ヤーラオス、ヤュラルドン、野菜丼で処理できる。
妖ヤケ()ならばどちらにも対応できる。
1匹で対処する場合、ダイマックスにはこちらもダイマックスで対応する必要がある。
1.特殊型
努力値:おくびょうCS(?)
持ち物:こだわりメガネor命の珠
技: 流星群 / シャドーボール / 大文字 / かみなりなど
ダイマックス頻度:珠なら多い
・ダイマックスした妖ヤケ()、ヤメルゴンで勝てる。
・ダイマ時でもこだわり眼鏡ヤンフィアのハイボ確1。
・非ダイマックス技やダイホロウダイバーンになら、ヤンギラスやヤビゴンの後出しが効く。
・野菜丼、鋼ヤケ(など)、ヤオガエン、一撃の型ヤーラオスは返り討ち。
2.鬼火たたりめ型
努力値:HC、HS
持ち物:たべのこしなど
技:おにび / たたりめ / みがわり / 竜波など
ダイマックス頻度:ほぼ0
・妖ヤケ、ヤンギラス、DDラリアット持ちヤビゴン、ヤオガエン、一撃の型ヤーラオスなら後出しから勝てる。
・ヤーマーガアは返り討ち。
・ヤビゴン、ヤンギラスへの行動は交代or身代わり鬼火。
3.じゃくてんほけん物理型
努力値:HAS(Hにほぼ振り切り、Sは100族抜き程度、残りAで実数値は180程度)
技:ドラゴンアロー / ゴーストダイブ / 鋼の翼、空を飛ぶ、竜の舞など
ダイマックス頻度:きわめて高い
・HPに全振りした個体にダイマックスされると眼鏡ヤンフィアのハイボが25%の乱1。
・ヤシレヤゲキ(白)の珠ダイフェアリー、眼鏡ヤュラルドンの流星群は確1。珠流星群は8割の乱1。
・こちらがダイスチルから入らない場合、ヤンギラス、ヤビゴン、ヤオガエンが返り討ち。
・ダイマックスした野菜丼、鋼ヤケ(など)なら安定して勝利可能。
・ダイホロウ以外にはヤーマーガアの後出しが可能。
・一撃の型ヤーラオスの鉢巻暗黒強打ならダイスチル、ダイドラグーンを無視して確1。
4.その他の型
構築記事やランクバトルで見かけたのは、スカーフ、鉢巻、ラムor襷の竜舞型、壁貼り型、バトン型、鬼火竜舞型など。
詳しい割合は不明だが、対策自体は上記に準ずるため省略。
処理ルート考察
いずれの型も妖ヤケでダイマックスさえ切れば対応可能だが、ダイマックスドラパルトは基本的にダイマックスでしか倒せないため、交代された場合に負けに直結する恐れがある。
たとえば相手がドラパルトとミミッキュを選出し、ドラパルトを先発させる。そしてこちらが先発のヤケモンでダイマックスし、相手がドラパルトを引かせてくるとする。
そうなると、相手がこちらのダイマックスに対して3匹目を投げてきた場合、どんなにうまく試合を運んでもこちらのダイマックス3ターン目に化けの皮の残ったミミッキュと対峙することになる。
最終的に、剣舞ミミッキュ+ドラパルト+ダイマックス権VSこちら3匹の戦いを制する必要が生まれてくる。交代を繰り返してダイマックス切れを狙うのは、もしこちらにダイホロウ半減かつ威嚇持ちのヤオガエンがいたとしても、あまり現実的な勝ち筋ではない。
ドラパルト、ミミッキュに対して毎度毎度このような不安定な立ち回りをしていては高い勝率は望みにくい。
つまり、ミミッキュの時と同様、先発のドラパルトに対し、ダイマックスを合わせる以外の形で対応できるヤーティならば勝率を高く安定させられる。
組み合わせ
ヤーマーガア+特殊受け
+or
物理型に強いヤーマーガアと特殊型に強いヤビゴンやヤンギラスの組み合わせ。交代しながらドラパルトの型を割りだしどちらでダイマックスするかを判断する。
ヤビゴンの場合、ガラルヒヒダルマ、ミミッキュ、ドリュウズ、キョダイラプラス等のドラパルト以外のメジャーなポケモンにもある程度強く出られるのが強みか。
逆にヤンギラスはヤビゴンに比べ、素の性能の高さと技スロットに余裕があるのが強み。またドラパが文字を持っていた際も対応しやすい。
どちらの場合でも鬼火が一貫してしまうので、できるかぎりヤーマーガア側を先発に置きたい。ヤビゴンを使うのであれば身代わりを破壊するためDDラリアットも必要となる。
ヤンフィア+ヤンギラス
+
先発こだわり眼鏡ヤンフィア固定。眼鏡ハイボで削り、万が一処理しきれなかった場合はヤンギラスで砂を撒く。残り1枠はダイマックスした時に強いヤケが望ましい。
ヤンフィアには相手のダイスチルを耐えるようにある程度Bにも努力値を配分する必要がある。A実数値180のダイスチル耐えのH191-B97くらいが適当か。
相手のドラパルトに対して攻撃からスタートできる点、ダイマックスを用いずに対処できる点の2つが強み。
逆にダルマドリュミミッキュ等と鉢合わせた場合の動きづらさが課題となる。
妖ヤケ+ヤオガエン
+
妖ヤケに打たれるダイホロウダイスチルをヤオガで受け、ヤオガエンに打たれるダイドラグーンを妖ヤケで受ける組み合わせ。ヤオガエンにはなるべくアイアンヘッドが欲しいところ。
妖ヤケとヤオガエン、先発をどちらでも選べるのが強み。最近は物理型ドラパルトでもすり抜けが使われることがあるので、ヤオガエンの威嚇が有効に働くことも多い。
ヤンフィア+ヤンギラスの組み合わせ同様、ドラパルト以外との対面が少し厄介。
ヤオガエンを先発にしておけばミミッキュやガラルダルマは問題ないが、ドリュウズが鬼門。ステロを撒かれるとダイマックスドラパルトが一貫しやすくなってしまう。
ヤゲキッスやヤシレーヌに打たれうる特殊型のダイサンダーも裏目となる。
終わりに
8世代はダイマックスによって発生する択の量が尋常ではなく、メガガルーラのいた6世代ほどではないが対面構築に対する安定行動がなかなか難しい。
逆に数値受け諸ポケモンのリストラにより受けサイクルは非常に崩しやすくなっているように感じるので、ドラパルトの安定処理が高レートへのカギとなるであろう。
なぜ勝てないんだ……