カンムリビギニング用ヤーティ考察
目次
開催まで随時更新予定
カンムリビギニングとは
1.基本ルール
・バドレックス以外のカンムリ図鑑に登録できるポケモンのみ使用可能。
・シングル6→3。レベルは50統一。
・開催期間は2020年11月13日9:00~16日8:59。対戦回数の上限は45回。
2.使用可能ポケモン(最終進化系のみ)
使用可能ヤケモン
1.現ヤケモンおよび解禁された元ヤケモンたちと落第生
ヤケモン
落第生
2.独断と偏見で述べるヤケモン適正
カンムリ雪原で新たに登場した7匹について、ヤケモン化の可能性とカンムリビギニングでの性能を独断と偏見で述べていく。
・ガラルサンダーヤケモン適正〇
火力と範囲は申し分ない。しかし役割対象が現状少なく、強ヤケとの競合もあるため、組み込めるヤーティのサンプルは開拓待ち。
飛行・格闘・地面・炎・悪の優秀な攻撃範囲を持っている。一致飛行でフェアリーの、負けん気のおかげで威嚇飛行の受け出しを許さないため、火力を押し付ける性能は高い。ラキドヒドのような受け回し寄りのパーティにはめっぽう強く出られそう。
またダイマウーラオスに対して加速しながら切り返すことができるため、普通に戦うと結構面倒な対面操作+ウーラオスの並びを相手にするのにも期待が持てる。
しかし繰り出し性能が微妙。役割を持てるのがゴリラ、マッシブーン、カビゴン、ナットレイくらい。ローブシンにはめっぽう強いが、再増加は期待できない。
ヤンダーと種族が被るのも少し問題。このポケモンを最も安定して止められるのが原種ヤンダーであるため、普通にヤーティを組むとガラルサンダーをヤーティに組み込むのは難しい。
ただしカンムリビギニングにおいては飛行に打点を持つラプラスやオムスターが強そうなので、ラプラスに打点のある飛行・オムスターに弱点を突かれない飛行は強力かもしれない。
・ガラルフリーザーヤケモン適正Ⅹ
特性は優秀だが耐性と技範囲に難アリ。ただしカンムリビギニングでは強力か。
特性かちきが優秀で、威嚇持ちと対面させた時のアドバンテージが大きい。悪ゴーストのダイマ技でかちきが発動するのもポイントで、相性的に不利なドラパルトにもダイマックス同士でなら勝つことができる。
半面、技範囲は一致2つとシャドボ、ハイボ、原始と大変手狭になっており、バンギラスや鋼タイプが天敵となる。ガラルサンダーの方は負けん気+一致の飛行技によるフェアリーへの打点の組み合わせによって強力な突破力があるのに対し、こちらは鋼タイプを容易に受け出されてしまう。
役割対象も見当たらない。飛行の耐性は優秀だがそれだけ、といった印象。
総じて性能は高いが、打ち合いや偶発対面時の強さに振り切られており、ヤケモン適正はあまり感じられない。
ただし、カンムリビギニングにおいてはカグヤドラン等の強力な鋼がおらず、バンギラス以外天敵がほとんど存在しないため、技が一貫させやすい。言い換えれば問題を抱える火力耐久のうち、火力の方は解決している。そのため今後役割対象さえ見つかれば活躍の余地は十分にある。
・ガラルファイヤーヤケモン適正△
耐性はなかなか優秀。しかし火力がネック。
鋼・闘等倍の霊半減ということで、ガルドに非常に強い点が魅力。偶発対面限定だが、眼鏡ぎゃくじょう怒りでダイマドラパルトを落とせるので、先発にも置きやすい。
しかし一致の悪飛行の通りがよいとはいえ、技範囲は狭い。ハイボ原始トンボイカサマくらいしか技の選択肢はない。
カンムリビギニングにおいては代表的な役割対象であるゴリラガルドクレセが軒並み不在の上天敵バンギはしっかりいるため、少し動きづらい可能性がある。
フェアリーも減っているが、そもそもガラルファイヤーにとって物理以外のフェアリーはそこまで危険な相手ではないのであまりおいしいレギュレーションではない。
・レジエレキヤケモン適正X
技範囲と耐久と耐性がとにかく微妙。
電気以外の特殊技の選択肢は原始の力とスピードスターの2つのみ、物理の方もダメ押し、アクロバット、のしかかりの3つしかなく地面の後出しを拒否できる技がない。
物理耐久はB252、H4でさえ無振りコケコに劣り、D252、H4に振り切ったとしてもペリッパー以下、耐性は飛行と電気のみ……とヤケモンにするなんてとんでもない性能である。
とはいえ火力はデンジュモク並みであり、Sも最速舞ギャラを抜けるため、火力特化S無振りの型そのものは強い可能性がある。
・レジドラゴヤケモン適正△
火力は高く耐久指数も悪くないが技範囲がダメ。役割対象も現状微妙。
流星群の火力がヤバコイルwwwwww最大火力はヤバコイルやヤラミドロを上回る。耐久指数自体もHPのおかげでそこそこあり、CD振りならBD両面でヤンフィアより硬い。
半面、技範囲がとんでもなく狭い。特殊技は原始の力のみ、物理技はアムハン、炎牙、雷牙があるが、珠を持たせたりヤケクソ振り(ACに振り切ること)ができる耐久ではないため火力に難がある。無振りアムハンでB振りハピナスに4割強。
これまでフェアリーに何もできない竜ヤケとしてはヤザンドラ、ヤャラランガ、鋼に何もできない竜ヤケとしてはヤティ姉妹、ヤラミドロなどがいたが、レジドラゴは彼ら以上に鋼やフェアリーに弱い。
ヤメルゴンと耐性こそ同じだが、炎打点を持たないためヤメルゴンとはまた違った役割範囲を探す必要があろう。
カンムリビギニングにおいては天敵のレヒレがおらず、強力な鋼やフェアリータイプも少ないので活躍できる可能性はある。役割対象が見つかれば……。
・レイスポスヤケモン適正X
さすがにこれはちょっとムリ。やむにやまれぬ事情でもない限りはボーティで使うべき。
・ブリザポスヤケモン適正△
火力、耐久、技範囲、すべて強いが耐性がダメ。チョッキを持たせると役割範囲は広がるが火力が物足りない。
まず技範囲が優秀で、通りのいい一致氷技に10万馬力・インファ・へビボンと交代先への打点としていいものがそろっている。ダイマックス時の技の性能の良さも魅力。
日食ネクロズマ以上の耐久で話題になった通り耐久種族値も優秀で、数値を盾に、物理方面はガブの特化逆鱗程度、特殊方面は非ダイマ臆病サンダーの10万くらい(10万+熱風確定耐え)になら受け出すことができる。特に、今世代から威嚇無効の特性を手に入れたマンムーに役割が持てる点はエラい。
しかし、やはり耐性がないうえに岩・格闘・鋼等のメジャーどころに抜群を突かれてしまう点が痛く、受け出しのできる範囲が狭いのが難点。
チョッキを持たせることによってラプラス・サンダー・キッス等の役割対象を得ることはできるものの、今度は火力面で不安が残る。一致打点は通りがよいとはいえ威力85のつらら落とししかなく特性での火力上昇もシチュエーションが限定されている。
カンムリビギニングにおいても氷が通る相手は多いためそれなりに活躍はできそう。
要注意ポケモンとその処理ルート
役割を持てそうなヤケ:
備考:
マルスケと技範囲のおかげでとにかく場を荒らされやすい。
最安定そうなヤンギもダイドラグーンでAが削られてしまうと珠か帯のダイアイスでないと削り切れない。
ヤンギがいない場合は威嚇でダイマターンを凌ぐ、ボルチェンでマルスケを削る、ダイスチルでBを補強しながら落とす、事前にキョダイコウジン、ダイアイス、ダイロックなどの工夫が必要になりそう。
・ガラルサンダー
役割を持てるヤケ:
備考:
威嚇が効かない格闘はそれだけで結構な脅威。
グロスや諸飛行ヤケでの対面処理は問題なく可能なので、実際はそれほど処理には困らないかもしれない。
・原種サンダー
備考:たまにいる弱保型が厄介。
・マンムー
備考:前作と違い、特性どんかんでいかくを無効化してくるため、ヤャラ後出しでの処理は少し不安定。
・その他要警戒対象
ヤーティ構想
う~む、分からん。
なにが流行るか見当もつかない。
ひとまず、カイリューやガラルファイヤーなどメジャーどころを一括対応できるヤンギラス、ガラルサンダーや相手のギャラドスに強い原種ヤンダー、残りはミミッキュ、テラキオン、マンムー、ガラルヒヒダルマなどの流行りそうなポケモンに対するメタを仕込んでいけばそれなりのヤーティになるのではなかろうか。
ほぼ確定:
上2匹との相性補完:
穴埋め:
厳しそう:
別軸のヤーティならあるいは:
現時点(11月3日)での使用予定ヤーティ(?)↓
A:
B:
結果
A、Bどちらのヤーティもあまり勝てず。改良が必要そう。特にヤキタンザンはカンムリビギニングにおいても役割対象ナシ。
ヤブリアスに有用性を感じた。バンギの岩技や暴風以外のサンダーの技に受け出すことができるほか、グロスにそれほど弱くなく、レジエレキの壁展開を瓦割りで阻害可能。
(11月11日追記)
使用率上位
仲間大会におけるカンムリビギニングルールの使用率上位は以下の通り。
5回ほど参加した仲間大会から使用率上位のものをまとめた。
・30位以内
・10位以内
<おわりあま。