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【SVシングル・シーズン9】チョッキチョッキヤバコプリィィィィwwwwwwww【最終レート1794】

<北風が身に染みるあま……。

 

目次

 

1.使用構築

本構築はポケモンSVのレギュレーションDのカードプールを想定したパーティである。
レギュレーションDの特徴は以下の通り。

・禁伝使用不可
パラドックスポケモン使用可
・パルデア産準伝説が使用可
・バンク産一部準伝説が使用可(ランドロス、ウーラオスなど)
・ヒスイリージョン使用可

チョッキヤバコイルの試用ヤーティとしてシーズンを通して使ってみた。
基本選出はヤンドヤバコ+1

 

2.構築経緯

 まず、ディンルーに対して強いヤケモンを探すことから構築を組み始めた。
 このポケモンにはカタストロフィによる削りとステロがあるため、意識していないとステロを撒かれた上で1:1交換を取られてしまい、サイクル戦がやりづらくなってしまう。
 ディンルーに有利が取れるヤケモンとしてはこの他ヤダイナキバオリーヴァなど色々と存在するが、使用率上位のフェアリーや毒テラスを切られた際に大きな隙を晒してしまうことから、ディンルーを叩きに行く技のタイプは水、氷が望ましい。
 そこで適応力によって高火力の水技(不思議な言い方)を使用できる拘り眼鏡のヤダイトウ♀を最初に投入した。
 ちなみに、実はディンルーのテラスタイプとしては水も使用率上位だったのだが、当時は使用率3位とはいえ毒とフェアリーのテラスが大多数を占めていたためあまり意識していなかった。
 またディンルーに対しテラスタル関係なく高打点で殴れ、ヤダイトウとの相性補完にも優れるヤチグマも併せて投入した。

 ところで、ヤダイトウ♀の役割対象はオオニューラ、水ウーラオス、ディンルー、ヒードランなど先発に来やすいものが多いため、先発でハバタクカミ、テツノツツミと対面した際の引き先が求められる。特にハバタクカミに対してヤダイトウは大きな隙を見せてしまう。
 イダイトウ♀と対面した際、確かに耐久に振ったヤダイトウに対してムーンフォースでは確定1発にはならないためこちら視点ではシャドーボール安定であり、ヤチグマ後投げが成立するように見えるが、実際は襷型がメジャーな型であるためかムンフォシャドボいずれも打ってくる。
 これらの特殊アタッカーに対して、論理wikiで提唱された以下のヤダイヤチグマサンプルヤーティではヒスイヤメルゴンでの対応を想定しているが、ツツミはともかくカミのムーンフォースはなるべく半減で受けたいところである。

 ※ヤダヤチサンプル:

 そのため、ヒスイヤメルゴンではなくヤケモンから落第してしまったヤバコイルにチョッキを持たせ対策とした。先日の議論で眼鏡型がヤケモンから落第してしまったがチョッキ型なら役割対象が確保できるのではなかろうか。

 4体目にパオジアン対策としてゴツメの炎ヤンタロスを選択。
 電気テラバ等主要サブウェポンで役割破壊を食らわない点が強みとなる。
そして、上記4体は地面の通りがよすぎ、またカイリューに薄いため鉢巻ヤンドロスを投入した。

 最後の6体目はいずれも一長一短あり難航した。
 ここまでで明確な対策が取れていないポケモンは単体としては胞子勢、キラフロル、水ロトム、イーユイ、セグレイブで、並びとしてはアマガドヒドディンルーのようなガチグマ受けを備えた受けサイクルである。
 当初は水ロトムおよび胞子組を重く見て、カミツツミの補強ともなるヒスイヤメルゴンを最後の枠に入れていたがヤバコイルと役割が被り抜いた。
 次に出会い頭とテラスタルでむりやり広い範囲を相手できる炎テラスヤヲハウハネを試したがさすがに水ロトムや霊獣ボルトのような電気に薄すぎて断念。最終的にイーユイ、水ロトムにタイプ相性で有利を取れる悪竜のヤケモン2匹に白羽の矢が立った。

 このうちヤドロクツキの方は上記の役割の他、炎テラスによってアーマーガアを突破して受け駒3体選出の相手にガチグマの一貫を作ることができたが、水ロトムに鬼火を撃たれがちなためパーティから外し、鋼テラスヤザンドラを採用するに至った。
 受けサイクルへの役割は放棄するものの鋼テラスを切ることでキラフロルやセグレイブへの役割も得られるのが魅力である。
 最後にガッサやバレルに対しては技枠が余っていたヤンタロスに寝言を持たせて一応の対策とした。

 

3.個別紹介

 緑字部分は改良の余地あり

イダイトウ♀

持ち物:こだわり眼鏡
テラスタイプ:フェアリー
努力値ひかえめ (C↑A↓) H76 B180 C252
技:ハイドロポンプシャドーボールなみのり、テラバースト

物理耐久指数:22140
特殊耐久指数:19475
火力指数
シャドーボール:40080
ハイドロポンプ:55110 H252サンダーを75%の乱1

 役割対象は主に耐性受けの可能なヒードランおよび水ウーラオス
 ヘイラッシャ、アーマーガア、ディンルー、キョジオーン等の低火力の受けポケモンも役割対象となる。
 上に挙げたものの他、地味なところではグレンアルマ、コノヨザルが見えた時も先発させていく。
 テラスタイプはウーラオスが悪タイプだった時のためのフェアリーとしている。
 ちなみにテラスタルすると適応力補正がフェアリー技のテラバにしか乗らなくなり水霊技の威力が激減するためテラスタル後はテラバ以外撃たない方がよい。

 努力値振りはH実数値205、BD実数値合計203で合計耐久値が高くなるよう振った。特殊耐久もある程度は確保したかったものの、仮想敵の筆頭はウーラオスのため、Hに振った後の余りはBに振り切っている。

 こちらのヤンドロスがステロ型に見えるためか、相手の初手に水ウーラオスがよく来てくれるため、ドロポンやシャドボで崩しに行きやすく使いやすかった。
 C特化眼鏡の火力はサンダー、ジバコイル等電気への役割破壊に役立つ。チョッキジバコがシャドーボールでさえ確2のため後投げを拒否できる。
 またウーラオス対面で水技を選ぶと相手がガチグマを出して来ていてそのまま落とせることもあった。
 総じて火力がきわめて高く、水技でも霊技でも役割対象に遂行できることが多いため撃ち逃げで相手を崩していく立ち回りがやりやすい。

 半面、カイリューハバカミパオサフゴツツミといった使用率上位には勝てず、ランドロスに対しても後投げは効かないなど腐りやすさは気になった。腐りがちなのは死んでる魚だからしょうがないかな……。
 このヤケモンを運用するのであれば取り巻きは火力よりは対応範囲の広さを優先したヤケモンで固めることが必要になるだろうか。

 

ガチグマ

持ち物:火炎玉
テラスタイプ:フェアリー
努力値いじっぱり(A↑C↓) H204、A252、D44、BS4
技:からげんき、ぶちかましインファイトかみくだく

物理耐久指数:29106 ランドロスの特化じしん確3 
特殊耐久指数:24486 ハバカミの臆病ムンフォ確3
火力指数(根性込み)
☆からげんき:66465 威嚇込み無振りランドが5割の乱1
かみくだく:25320

 役割対象はドヒドイデ、ドオー、ディンルー、クレセリア、サンダー等の低火力の受けポケモン
 この他ガブリアスカイリューランドロスなどにも強引に投げることがある。
テラスタイプは特に使いたいものがなかったため、とりあえず相手の鉢巻逆鱗を止めたりできるフェアリーにしておいた。
 努力値振りはH実数値231、BD実数値合計232でこちらも合計耐久値が高くなるよう振った。
 仮想敵は主に特殊のため、Bはランドの地震確3となる4振りに留めている。やけどとゴツメで万全の体力管理ができることはないため細かな調整にさほど意味はなさそう。

 使用率上位に勝てる相手が多く、かつ受けにくいポケモンということで選出しやすく使いやすかった。
 技構成はノーマルを半減してくる相手にダメージが入るような構成にしてある。用途は主にクレセリアのテラス対策。インファはマイナーなところでミミズズにも撃った。
 こちらがある程度削れていると空元気読みなのかハバタクカミが後投げされることがあるので、クレセ対面やディンルー対面はタイミングを見て、最悪相手が生き残っても後続の圏内に押し込めばやkくらいの気持ちでかみくだくやぶちかましを押すプレイングもある。

 性能については申し分ないが、アーマーガアに受けを許す技構成なのが少し気にかかっている。テラスタイプを炎にし、インファの枠をテラバースト(ゴツメ対策)なり炎のパンチなりに変えて崩し性能を高めるべきかもしれない。

 

ジバコイル

持ち物:とつげきチョッキ
テラスタイプ:フェアリー
努力値ひかえめ (C↑A↓) H252 B4 C252
技:かみなり、ボルチェン、ラスカノ、テラバースト

物理耐久指数:23895 
特殊耐久指数:29205 ツツミの特化ドロポン確3
火力指数(アナライズ込み)
☆かみなり:42900
☆ラスターカノン:31200

 役割対象はハバタクカミ、テツノツツミ、サーフゴー、水ロトム、特殊ドラパルト、特殊カイリューゲッコウガ、霊獣ボルトロスなど。
 チョッキを着てハバタクカミの眼鏡ムンフォの一貫を切ってもらう。
 有利対面でラスカノを押すことでディンルー以外の地面を確2に押し込めるのはやはり強かった。
 テラバーストは主に霊獣ボルトロスに対して撃つ。電気無効のためか相手側に打点がないにも関わらず後投げされたり居座られたりすることがあり、霊獣ボルト入りには有利対面テラバが良く通った。
 電気技は雷にしておくとドヒドイデの居座り時に大きなアドバンテージを稼ぐことができる。
 テラスタイプはとりあえずフェアリーとしている。ガブ対面では交代読みの行動をされることが多かったため、突っ張ることもできるようにした。ドヒドディンルーの並びに対して両方に打点が持てる他、ウーラオスにも強く出られる。

 ハバタクカミのC252ムンフォ+マジカルフレイム×2が5割の乱数であり、かつC1段階下降アナライズラスカノが無振りに確2のため、若干役割は安定していないのだが、マジカルフレイム持ちの個体が少なかったためそれほど困らなかった。
 最近よく見かけるようになった水テラス型に勝てるのはチョッキヤバコの強みであろう。

 半面、水に対して役割が安定しない点が気にかかった。ツツミの眼鏡ドロポンを食らうと半分以上削られるので役割が安定せず、水ロトムに対しても余裕のない立ち回りを強いられる。
 テラスタイプは水を半減するものの方がよいかもしれない。地面も半減できる草とかだろうか。

 

ランドロス

持ち物:こだわり鉢巻
テラスタイプ:飛行
努力値いじっぱり(A↑C↓) H244 A252 BDS4
技:地震ストーンエッジ、とんぼ返り、テラバースト

物理耐久指数:32634(威嚇込み)
特殊耐久指数:19600 ハバカミの特化眼鏡確2
火力指数
地震:48600
ストーンエッジ:32400

 役割対象はガチグマ、ランドロスハッサムミミッキュガブリアス、ヒスイヌメルゴンドヒドイデなど。
 主に地面の一貫を切るために選出し、この他カイリューを見たらなるべく選出する。
ディンルーへの削りを重視して鉢巻を持たせたところ、ヘイラッシャ等数値受けでは止まらず飛行テラバでカイリューもごり押しできるようになった。ランドランド対面の岩技打ち合いも勝ちやすい。
 地震飛行テラバエッジのいずれかが相手のパーティに一貫していることが多く、受け出し性能と崩し性能とを両立した優秀なヤケモンだった。
 広範に物理を相手できるため、特殊をだいたい相手できるヤバコと同時選出をよく行った。ヤンドヤバコ+1がこのヤーティの基本選出となる。
 蜻蛉でカイリュークレセランドに小ダメージを入れつつガチグマを降臨させて火炎玉発動の動きは決まれば強力だが、相手の居座りも考慮すると押しづらくあまり決まらず。

 

サザンドラ

持ち物:命の珠
テラスタイプ:
努力値ひかえめ (C↑A↓) H252 C252 D4
技:流星群、悪波、ラスカノ、文字

物理耐久指数:21890 
特殊耐久指数:22089
火力指数
☆流星群:49179
☆悪の波動:30264

 役割対象はサーフゴー、イーユイ、水ロトム、イダイトウなど。水ロトム入りを崩し、イーユイを流すために投入した。
 ディンルーに受けられてしまうものの、水ロトムがフェアリーテラスしてテラバを撃ってくることが減り、ロトムに役割を持つ駒としては扱いやすくなった感がある。
 炎ヤンタロスとは相性補完に優れており、よく同時選出した。
 ランドロスに対してはとんぼ返りで大きなダメージをもらってしまうため、地面の一貫を切る目的での選出は若干しづらい。
 セグレイブやカイリューガブリアス等の処理をするために鋼テラスは役に立ったものの、ラスカノ・大文字についてはあまり使用せず。

 ハバタクカミ対面はマジカルフレイムがないことを祈ってヤバコに引いていたがちょくちょく撃たれたため、安定する行動がない。そのため相手に水ロトムがいる場合でもジバコイルに任せてしまうことがよくあった。

 

ケンタロス

持ち物:ゴツゴツメット
テラスタイプ:ほのお
努力値いじっぱり(A↑C↓) H252 B4 A252
技:フレドラ、インファ、エッジ、寝言

物理耐久指数:34125(威嚇込み) パオジアンの特化つらら+電気テラバ×2確定耐え
特殊耐久指数:16380 イーユイの特化悪波確3
火力指数
フレアドライブ:32040
ストーンエッジ:17800

 役割対象はパオジアン、ハッサムキノガッサ、ドドゲザン、モロバレル、マスカーニャミミッキュなど。
 このヤーティにおける辛い部分の穴埋めのような存在であり、パオジアンや胞子持ちを見たら選出していく。
 テラスタイプはハバカミのムンフォ半減しつつ最大火力を伸ばす炎。ストーンエッジはパオジアン→サンダーorカイリューに一貫する打点として採用した。
 役割対象に対しては安定する一方、上5匹に比べ受けられやすく、ランドロスカイリューなどに安定した降臨を許すため、交代読み交代が必要となる場面が多かった。
 カイリューに対してはヤンド後投げでよいものの、負担皆無のヘイラッシャ、蜻蛉でパオジアンの再展開がありえるランドロスなどに対してはこちらも読んでジバコやヤンドへの釣り出しが必要になる。

 

4.戦績・反省点

最終順位は2668位、最終レートは1794。

 レート2000どころか1900も達成できず。力不足の構築および実力と言わざるを得ない。

 構築の欠点として、使用率上位のポケモンに対して役割を持てるポケモンが少ないせいで流行の並びに対して4枠選出が強いられがちだったことが挙げられる。
 例えばシングルのゴーカイディンルーパオカミウーラ――いわゆるBIG6の並びに対し、パオジアンには炎ヤンタロス、ハバタクカミにはヤバコイル、ウーラオスにはヤダイトウでしかそれぞれ受け出しが効かず、これらに厚い選出をするとカイリューに隙を晒してしまう。

 BIG6:パオジウーラカミカイリューの4匹が特に辛い

 基本選出となっているヤンドヤバコに合う1匹を探すか、あるいはヤダイトウ♀の取り巻きを全面的に考え直すか、どちらにせよヤザンドラの枠は考え直す必要がありそうである。

 

5.最後に

サムネイル用の画像を置く。

しばらく見ないうちにまた新しいフォーマットのものが生まれていた。こういうサービスはどんどん利用していきたいものである。

 

<おわりあま。