【剣盾ダブルS3】御三家のヒツジのギャラジュラドン【最高62位・最終360位】
目次
(時間がない時は選出のキホンだけ読めばやk)
はじめに
剣盾シーズン3は迷走に迷走を重ねたシーズンでした。今回の構築はシルヴァディインテレオン始動の湿原誓いからスタートして徐々にメンバーチェンジを繰り返しながら完成したものです。
改良の余地はまだまだありそうですが、「単体性能の高いポケモンに相手のS操作をごまかせる技を仕込んで殴り勝つ」という(ヒジョーにゲンシ的ながら)基本路線は固まってきたように思うので公開したいと思います。
使用構築
異教徒の気持ちを知るシリーズその5、剣盾ダブル編。
個別紹介(緑字は改良の余地アリ)
エルフーン
持ち物:リリバのみ(鋼半減の実)
努力値:図太い(A↓B↑)HB252 D4
実数値:167-x-150-97-96-136
技:追い風 / 手助け / ムーンフォース / 甘える
S操作役。湿原用のシルヴァディや後攻尻尾トリックオーロンゲなどを試していくうち、最終的に後続もS操作の恩恵を受けられるこのポケモンに決まりました。おいかぜ入り、ドラパキッス、天候パなどなどS勝負になりそうな構築全般に選出していきます。
ギャラドス、ジュラルドンと共に初手投げし追い風するのがメインのお仕事。その後はギャラジュラがとにかく長生きできるように甘える、ゴリラへの交代、手助け等を選択します。
手助けはジュラルドンのダイ悪波と合わせて輝石サマヨールを処理するために、そして甘えるは相手の死に出しドリュからジュラルドンを守って行動回数を確保したり、相手のダイマックスアタッカーの火力を削ぐのに用います。相手の火力を落とすことができるのが、ロンゲとのもう一つの大きな違いでしょうか。
B特化でリリバを持つことによってダイマックスドリュウズのダイアイへを食らっても生き残ることができます。ただムンフォの火力が欲しい場面もあったため、HCとどちらにするかは少し迷いどころ。
技についてはシーズン4以降にキョダイラプラス解禁とそれに伴う増加から、嘘泣きの投入が考えられます。ジュラルドンの技と合わせてまだまだ調整の余地のあるポケモンです。
ギャラドス
持ち物:ラムのみ
特性:自信過剰
努力値:いじっぱり(A↑C↓) H36 A252 BD4 S212
実数値:175-194-100-×-121-128
技:滝登り / とびはねる / 地震 / ストーンエッジ
ダイマックス候補その1。ギャラかジュラルドンかをダイマックスさせ、それを隣のポケモンでなるべく長生きさせて数的有利を取っていくのがこの構築の基本戦略です。
選出対象は主にリザードン入り、雨パなど。ダイジェット使いでリザに強いポケモンなのがギャラドスのいいところですね。
型は上記構築との対決を意識したものになっています。HBヤミラミをインテレオンのこご風+ギャラのダイジェットで落とせるようにA特化、ヤミラミやエルフーンの日本晴れによって水技の火力が落ちても削りきれるようにエッジを覚えさせています。陽気ならばダイジェット一回でドラパルトを抜けるため、性格は意地一択とは言い難いです。
特性の自信過剰はウォーグルやミロカロスを見てもギャラを先発に置くためのものですが、相手がトゲキッス、先ほど挙げたミロカロス等、火力の低めなポケモンでダイマックスを切ってきた際にも役立ちます。相手の非ダイマックスをダイジェットやアースで処理して火力を上げるような運用が可能です。
ジュラルドンとの同時選出は基本的にしませんが、ドリュウズ+ドラパキッスなど「ジュラルドンが必要だがドリュウズが初手に出されると困る構築」やミロカロスのような「ダイアース使いらしきポケモンがいる構築」に対してはこちらを裏に置くことがあります。
ジュラルドン
持ち物:命の珠
努力値:ひかえめ(A↓C↑)CS252 H4
実数値:146-x-135-189-70-137
技:流星群 / ラスターカノン / 10万ボルト / 悪の波動
ダイマックス候補その2。トリルをごまかしつつ追い風状態での汎用性も高い貴重なポケモンです。
主にギャラドスが通せそうにない構築全般に選出していきます。トリル主体の構築や、水草のロトム、ドラパルト、アイアント、ナットレイ、ジュラルドン、バイバニラ、威嚇等が複数見られた場合はこちらの出番です。複数存在しない場合でも、キッスやイエッサン♀のこの指とまれでギャラの攻撃を躱しながら電気技で処理してくることが予想されそうならなるべくこちらを出していました。
努力値振りはトリルを是が非でも妨害したいのでCS振り。エルフーンの上を取ってダイアーク+ムンフォで処理できる範囲を広げたり、トリルサポートに使われるバタフリーの上を取ったりしたいため、準速は確定。CもサマヨールのDラインが不明瞭なので振り切っています。
技は非ダイマックス時でもロトムを落とせる流星群、てっていこうせんは使い勝手が悪そうなのでラスカノ、ミロカロスやダイジェット使いに打てて相手のあくびも無効化できる10万ボルト、サマヨール等のトリル使いに打つ悪波の4つを搭載しました。
10万ボルトはダイマックス終了後やギャラとの同時選出の際のことを考えてかみなりよりも優先させていましたが、今になって考えるとダイマックスしたインテレオンに確1がとれる雷の方がより便利であったかもしれないなあと思います。ダイマックス後に電気技が必要になる場面より、ダイマックス中に場を去る展開や一致技だけ打つ流れの方がよっぽどありえそうです。
てっていこうせんとラスカノのどちらを優先させるべきかも含め、技については今後も要考察。ジュラルドンはこの他にも万能な守る、トリル阻止能力がより上がるドラゴンテールなど有用な技が多く悩ましいポケモンです。
ゴリランダー
持ち物:突撃チョッキ
努力値:意地(A↑C↓)H252 A244 S12
実数値:207-193-110-×-90-107
技:ウッドハンマー / 馬鹿力 / はたき落とす / 猫だまし
猫だまし枠。適当に猫打ってギャラやジュラルドンを生存させます。
ゴリラの魅力はオーロンゲより素早い猫だまし使いという点。例えば猫だまし+襷or半減実トリル(+)のような組み合わせでも、とりあえず1ターン相手を止めることができます。もちろん相手のエルフーンに対してギャラゴリラで選出して猫ジェットで吹き飛ばすようなプレイングも可能です。
選出は主にギャラドスを選出する場合の水ロトム対策として。その他バンドリュ、ミロカロス、ドサイドンなどの相手もしてもらいます。トリパエースとしてよく使われるドサイのダイロックを耐えつつウドハンを打つことができるので、トリパにもよく選出します。
努力値振りはおいかぜ下でドラパ抜きを施しつつ火力耐久両方欲しかったためHA気味。
水ロトムやミロカロスなど特殊に対して役割を持ってもらうことが多いため持ち物はチョッキです。木の実も魅力的ですが、水ロトムはダイアークを所持していることも多く無駄になる可能性が考えられたためこちらを優先させました。
エースバーン
持ち物:こだわり鉢巻
努力値:陽気(C↓S↑)AS252 D4
実数値:155-168-95-×-96-188
技:火炎ボール / とびひざげり / 不意打ち / 飛び跳ねる
対鋼枠。
ダイマエースのギャラドスジュラルドンの2匹は鋼タイプにあまり打点がないため、特にナットレイやアイアント入りに選出できる炎打点が必要になってきます。また、アイアントはエルフーンの追い風と共に使われることも多いため、Sを上げる必要なくアイアントの上を取れるSを持つエースバーンが最適でした。
ダイマックスすることはほぼないため、持ち物は非ダイマ時の性能を高められるこだわり鉢巻です。ドラパルトを低確率ながら不意打ちで乱1に、ダイマックスしたバンギラスを膝で5割の乱1に押し込むことができます。
アイアント入りを除いて基本的に先発には起用せず、死に出しから不意打ちや火炎ボールで削れた相手を狩っていく形で使っていきます。
主な選出対象は前述のナットレイアイアント入りの他、リザ+コータスorキュウコンのような晴れパ、バイバニラ入りなどのゴリラもインテレオンも出しづらいパーティです。
技はとにかく技範囲を重視した形です。飛び跳ねるは相手が守る+隣でエースバーンを処理するというパターンを取ってきた時に使う技として考えていましたが、あまり使用機会なし。とんぼ返り、手助けなどが候補でしょうか。
ところでエースバーンの枠に求められる要素を抜き出すと、実はスカーフガラルヒヒダルマや特殊ドラパルトも候補に入って来ます。実際彼らと迷いましたが、ドラパルトとは火力の違い、ダルマとはダイマックスしたアイアントをAが2段階下降した状態でも落とせること(アントフーンの並びでたまに甘えるを撃たれる)、晴れパにちょくちょくいるローブシンのマッハパンチで縛られにくいこと、不意打ちの有無、鋼が半減のため構築単位で重いナットレイのジャイロに繰り出せる可能性があることなど、地味な差異が決め手となってエースバーンに決まりました。
リベロが解禁されれば火力においてダルマとの差が縮まるため、今後が非常に楽しみなポケモンです。
インテレオン
持ち物:きあいのタスキ
努力値:臆病(A↓S↑)CS252 D4
実数値:145-x-85-177-86-189
技:ねらいうち / こごえるかぜ / だくりゅう / まもる
基本的にはその他の御三家同様後発に置きますが、ミミッキュやタスキ持ちらしきポケモンがトリルを起動させてきそうな場合にはダイマックス枠やエースバーンと共に先発で起用していきます。
ダイジェットを妨害するこご風、激流発動後に強力な打点となる濁流、何かと便利な守るは確定ですが、ねらいうちは命中安定の水技として以外には打たなかったのでいじるならココ。ハイドロカノン等でダイマックスへの打点を取ったり、悪波やエアスラでインテレオンをダイマックスさせる展開になった時の性能を高めたり。
ゴリランダーと共に誓い技を覚えさせ、追い風へのメタを貼るのもよいかなあと考えています。
エースバーン同様ダイマックスさせることはほとんどないため、非ダイマ時の性能を高められる気合の襷を持たせています。
エースバーンにタスキ、インテレオンに眼鏡としなかったのは、2匹の性能の違いゆえです。インテレオンはエースバーンに比べ先制技の火力が低い一方、簡易的なS操作技であるこご風を覚えます。このことから先ほど述べたトリル対策の他、ギャラやジュラルドンの隣に置くS操作役としても使え、エースバーンより先発に置くことが多いため不特定多数との打ち合いに強いタスキをこちらに回しました。
選出のキホン
基本選出(対追い風パおよび対ドラパキッス)
基本選出です。相手の追い風にこちらも追い風を被せて上を取っていきます。
ドラパキッスの組み合わせが見えた時は、ダイマックス枠は基本的にジュラルドンを選択します。キッスの手助け+ドラパルトのダイマックス特殊技が脅威なので、ジュラルドンが最初に攻撃すべきは基本的にはドラパルトだと考えていますが、この辺りは流行に合わせて。
対リザードン入り
先発:ゴリラorエルフーンorインテレオン+ギャラ(oror+)
裏:御三家×2()
これもよくある選出です。ヤミラミリザの場合おいかぜがそれほど必要ないので単体性能のより高いインテレオン、エルフーンリザの場合はおいかぜを相殺するためこちらもエルフーンかゴリランダーを連れて行きます。
リザ軸の場合ギャラを通すのが分かりやすい勝ち方なので、ギャラの消耗を抑えるように立ち回るのがポイントです。
エルリザの場合はエルフーンにそれほど火力がない一方でリザがギャラの上を取ってくるのでダイロックでリザの処理を優先。
逆にヤミラミの場合は先送りでギャラの行動を邪魔してくるのでこご風ダイジェットでリザの上を取りつつヤミラミを処理してしまう、というのが無難な立ち回りでしょうか。
とにかくとりあえずギャラさえ先発に置いておけば何とかなります。
対アイアント入り
ヤミラミがいる:エースバーン先発
ヤミラミがいない:インテレオンorジュラルドン先発
これもヤミラミの先送りを警戒しての選出です。
アイアントの攻撃を耐えつつヤミラミさえ落としてしまえば、後はエースバーンで蟻を処理してしまえます。もちろんインテレオン、ジュラルドンで処理することも可能です。
対トリル
硬いor襷トリラー+猫だまし:ゴリラ+ダイマックス枠(+or)
襷トリラー+この指とまれ持ち(+)
→インテレオン+ジュラルドン()
とにかくトリックルームの発動阻止を意識して選出を決めていきます。
猫だまし+ゴーストタイプの襷トリラーの組み合わせは脅威ですが、最悪相手が猫だましを打ってくるポケモンをダイマックスさせればよいためインテレオン+ジュラルドンを先発させるのがよいでしょう。
トリルが防げそうにない場合は猫だましが使えてそれなりに攻撃を耐えてくれそうなゴリランダーや襷のインテレオンを後発に置いておくのがおススメです。
戦績
最高順位は2月29日の62位。最終順位は360位。
62位には2度至ることができましたが、その後1勝1敗ペースでずるずる落ちてしまいました。最終順位、あるいは瞬間順位での50位以内到達を目指していただけに残念でなりません。
とはいえ、最高順位を達成できたことやトリル封印以外のトリル対策を色々見つけられたのは大きな収穫でした。気に入ったポケモンが多く入っていて使っていて楽しい並びでもあるので、来季以降もちょくちょく改良していきたいところです。
終わりに
記事の不備や構築について分からないことがあったら、ボイッター↓や本記事コメント欄にドシドシどうぞ☆ ちょくちょく巡回してるから頑張って答えるよ☆
チョキン、パチン、ストン☆ 構築記事はここでおしまい☆
ここまで読んでくれてありがとね☆ チュッ☆