トリックホリック用ヤーティ(?)の考察
10月26日(金)に行われるトリックホリックについて、ヤーティで戦うことを想定して考察してみた。
雲行きがたいへん怪しいが、以下のことを念頭に置いてヤーティ(あるいはそれらしきもの)を組んでいきたい。
- 1.トリックホリックとは?
- 2.参加可能なヤケモンおよびその候補
- 3.トップメタとその対策
- ・ミミッキュ
- ・アーゴヨン
- ・マーシャドー
- ・ウルガモス
- ・デンジュモク、ダークライ
- ・サザンドラ
- ・マニューラ
- ・オニゴーリ
- ・ドヒドイデ+グライオン
- ・イーブイ+キテルグマ(?)
- 4.パーティ構想
- 5. 結論
- 6.その他のデータ
1.トリックホリックとは?
詳細はこちら↓ 3ds.pokemon-gl.com
鋼タイプがギルガルドとキリキザンのみでミミッキュの通りが大変よい。 また、過去作のポケモンが使用可能。通常レートで使えないポケモンとしていましめフーパ、ダークライ、マーシャドーが使える。
2.参加可能なヤケモンおよびその候補
・2軍
・1軍
・2軍以下(1度でもヤケモン候補に挙がったもの)
合計24匹。意外と多かった。
サザンガルド、各種ロトムは健在。
一見すると構築は組みやすいように思われたが、ナットレイ、ボスゴドラの不在で対ミミッキュ要員に欠けている。論理wikiに記載されているヤケモンのみを用いてパーティを組んだ場合には、ミミッキュの持ち物が専用ZかゴーストZかを選出画面の段階で見極めていくことが要求されよう。
また、アーゴヨンに後出しの効くヤケモンやその候補たち()も残念ながら全員出禁を食らってしまっている。アーゴヨンに積ませないようなパーティを作る必要がある。その場合、ロトム等は少々採用しづらいか。
3.トップメタとその対策
トリックホリックにて流行りそうなポケモンを独断と偏見でピックアップ。特に対策の限られそうなものには専用対策枠も記載した。
・ミミッキュ
天敵が減ってだいぶ動きやすくなっており、一家に一台レベルで採用されそうである。後述する襷マーシャドーと併せて厄介そうな積みアタッカー( この辺)を汎用性を保ちつつ対策できる。
基本的にはZで採用されそうだが、珠もあるだろうか。
努力値振りはトリックホリックの流行が分からないため未知数だが、マーシャドーの意地かげうち(B無振りミミッキュに134~158)を耐えるHAもありそうである。
このポケモンについては鋼ヤケモンによる対面処理が必要となるが、前述のとおり鋼ポケモンが大幅に削られていて、対面からでさえ剣舞+専用orゴーストZの両方を受けきれるものがいない。
よって基本的な処理手段は「ヤオガエンのいかく蜻蛉+何か」あるいは「専用ZかゴーストZかを判断」のどちらかとなる。
処理手段となりえるのは以下の通り↓
・ゴーストZ持ちを処理できる
・専用Z持ちを処理できる
ちなみに最終手段として「Z+かげうちを耐えるポケモンで上から2度叩く」というやり方もある。
ヤンドラー@ドクZor鉢巻
・鉢巻アイアンテール→H252、B100ミミッキュに168~191。確1。
・Zどくづき→H252ミミッキュに151~178。6割の乱1。
・素アイアンテール→無振りミミッキュに126~150。6割の乱1。
ヤロバット@ヒコウZor鉢巻
・Zブレバ→H252、B100ミミッキュに148~175。5割の乱1。
・鉢巻ブレバ→H252、B100ミミッキュに141~166。2割の乱1。
H252ミミッキュに159~187。9割弱の乱1。
……もし採用するとしたら皮が剥がれた状態に後出しの効くクロバットの方だろうか。
後攻とんボルチェンからミミッキュを処理できる駒がいつでも展開できるというのは便利そうではある。
・アーゴヨン
わるだくみ+文字orZりゅうせいぐんorヘドロウェーブを受けきれるヤケモンがいないので、対面処理を行う必要がある。
後出しを考えるのであれば、純粋なヤーティは諦めて、チョッキウツロイドを使うしかなさそうである。
チョッキウツロイドHC252、D4@チョッキ
H-D(HPの実数値は216)
・アーゴヨンのわるだくみ後のZ流星群→172~204。確2。
めざ地→144~172。確2。
・C252(無補正)サザンのだいちのちから→108~128。確2。
流星群→58~64。確4。
C
・サイキネ→H4アーゴヨンに144~170。75%の乱1。火力がとても心配。
・マーシャドー
Zミミッキュ+襷マーシャドーの組み合わせが強そう。先発で起点を作って積む構築はだいたいこの2匹で何とかなる。
S11のスペシャルルール(600族禁伝が使用可能のシングル)では陽気79%、意地17%であった。今回もミラーに強い陽気が多めになるのだろうか。なるべく陽気襷が増えてくれるとありがたい。
4つ目の技についてはビルドアップ等で奇襲されなければあまり気にすることはなさそう。岩石封じか冷パンか。前者が多そうではある。
ミミッキュ、アーゴヨンと同様、こちらも一致等倍範囲が極めて広く、受けるのが難しい。
シャドースチールを読んでキテルグマを投げる等の択を強いられる。役割論理仕様で役割が持てるの(意地インファorシャドースチールを2耐え、返しでワンパン)はの3匹。
このうち、グランブルは特性、火力が優秀なので積極的に採用できそう。陽気が多そうなことも考えると、ミミッキュやアーゴヨンほどの脅威ではなさそうである。
・ウルガモス
パクられてもSを上げられるだけで済む。
蝶舞Zはもちろん厄介だが、ミミッキュ、マーシャドーが流行っていることや、一致技の通りが全体的によいことから「おにび、羽休め、蝶の舞、炎技orさざめき@回復実」といったような構成も使われるのではなかろうか。
ヤツロイド、オニシズクモ、ヤオガエン等なら基本的に役割が持てる。
・デンジュモク、ダークライ
よく分からないが、重力+Z催眠などで使われそうである。
デンジュモクの方が火力があるが、ダークライは特性で襷を削れる点が魅力。前者はほたるび、後者はわるだくみができる。
重力要員はちょうはつできるヤミラミ、爆発できるギガイアスなどだろうか。
・サザンドラ
A.珠サザンどうすんの?
Q.こいつ()で余裕ですぞwwww
だったはずだがご覧のありさまである。
グランブルやヤツロイド、ウルガモス等で相手をせざるを得ない。スカーフが多そうだが、今回のルールの浮いているポケモンはサザンドラに概ね弱く、だいちのちからが一貫しがちであるため油断はできない。
・マニューラ
猫の手胞子がありえる。ナットレイ、レヒレともに不在のため寝言等が必要になってくるだろうか。
・オニゴーリ
ミミッキュ、マーシャドーの上を取りつつブレイブバードを打ち込める。また、ねばねばネット(主にこやつらが撒いてきそう)に引っかかる心配もない。
ステロ+AS鉢巻で使われるのではなかろうか。ヤーティとしてはそれほど危険な相手ではないので流行っても安心である。
・ドヒドイデ+グライオン
レートでもおなじみの組み合わせ。今回はドヒドイデがマーシャドーを受けきれるのでより使用者が増えるものと思われる。
こちらについてはロトム系統、眼鏡サザンドラ、ヤルーグなど崩せるヤケモン自体は豊富。
ドヒドグライの対策とは少々離れるが、マーシャドー使用者側もマーシャドー+ミミッキュ+崩し枠(ダークライやオニゴーリやデンジュモク?)といった並びで対応してくるものと思われる。ヤーティを組む上ではそれに対応でき、かつドヒドグライを崩せる並びを組みたいところ。
ミミッキュ、マーシャドーに次いで意識すべき2匹である。
・イーブイ+キテルグマ(?)
バトン先として、シャドースチールを無効化でき、インファイトのダメージを抑えるキテルグマを採用したもの。
こんなのも流行ったりするのだろうか。
4.パーティ構想
@(鉢巻?) じゃれつく/じしん/未定/未定
→技の通りがよい。マーシャドーに後投げが効き、ミミッキュにも威嚇が入れられる。サザンドラにも不利ではない。
@チョッキ パワージェム/ヘドウェ/サイキネ/(シャイン?)
→アーゴヨン、ウルガモスに役割が持てる。もはやヤケモンではないがしかたない。
@Z フレドラ/地震/DDラリアットorはたき/蜻蛉
→ガモス、ミミッキュ、アゴに強く出られ、マーシャドーにも威嚇が入る。
ガルド、ズガドーンにもそれなりに役割が持てる。
この3匹はほぼ確定。この他はウルガモス、ミミッキュ、ダークライ、サザンドラ、デンジュモク、ギルガルド等に強いものから選んでいくことになるだろう。
この他入りそうなヤケモンたち↓
→デンジュモクに強い
→マーシャドーに後投げが効き、ミミッキュにもそこそこ強いがその他には微妙。
→ガルド、ミミッキュ、マーシャドーにそこそこ強い。
→地味に厄介なサメハダーに強い。べトンはダークライにも強く出られる。オニシズクモはサザンドラのだいちのちからの一貫が切れる。水ロトムはミミッキュ対面でボルチェンを押すことができ、ドヒドイデにも後出し安定。
→ロクブラと砂で何かと器用。性能は高いが上3匹と弱点が被る。
(?)→ミミッキュには有利だが……。
5. 結論
性能の高いヤケモンがことごとく引っこ抜かれたうえ受けづらいマーシャドー、ダークライが加わっているのでたいへん厳しい。
しかしながらヤランブルを使うには絶好の機会なので参加しないわけにはいかない。
何か使えそうな役割論理仕様のポケモンや、注意すべき戦術等があればコメント欄や質問箱(匿名で使える)でご教授いただければ幸いである。
6.その他のデータ
・「でんじは」を覚える非電気タイプ
・「おきみやげ」使用者
2018年10月15日:厄介そうなポケモンのデータ、目次、追加
2018年10月19日:ドヒドグライを追加